西放射線通りユーロード沿い、横山町公園近くにふと現れた「蔵」。中へ入ってみると、そこは小さな「駄菓子屋」だった=上写真。
この駄菓子屋を運営するのはコミュニティデザイン会社「株式会社カフス」(森崎泰正代表/横山町)。同社は、「ものづくり好き」の30代男性3人が集まり今年6月に立ち上げられた。
蔵は裏手にある老舗日本茶専門店「網代園」のもの。明治の大火などに耐えてきた貴重な建物で2015年、甲州街道沿いから現在の地へ約20m移設された。
事務所を探していた森崎さんらがたまたまこの蔵を見つけ一目惚れ。半年かかりでオーナーに交渉し賃貸契約に至った。蔵を含むこの一体が同店の再開発プロジェクトとして進行しており今年7月、プロジェクトの完了とともに、森崎さんらは蔵をオープン。内装は自分たちで手掛けた。
目的は周辺活性化
「目的はこの地域(蔵周辺)の活性化。そのためにまず子どもたちを呼びたいと思いました」。そして9月から駄菓子屋を始めた。森崎さんらはこの蔵を起点に様々なモノコトを「発信」をしていきたいと考える。「蔵に人が集まることで、嬉しいことにこのまわりに新しいお店ができたりしている。駅からユーロードを歩いてきて、『東急、ドンキ、蔵』と言われるようなランドマークになれれば」
蔵の存在が気になり立ち寄る人も増えており、土日は100人以上の来店があるそう。
なお駄菓子屋は10月15日(日)までの予定。セルフサービスで「だがしすくい」を1回100円で利用できる。
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|