八王子版 掲載号:2018年7月26日号 エリアトップへ

夏休みに「村を作る」話 ごん助・井上暖さん

文化

掲載号:2018年7月26日号

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 囲炉裏焼きの店「ごん助」(南浅川町)は創業者・井上暖(だん)さんが、大学の夏休みを利用してスコップを片手に切り開いたのが始まりだったという。

 大学に通っていたとき「教授たちから『勤め人は無理』と言われて」と自分で店を作り上げるきっかけを話す井上さん。難しい部分は大工に頼んだというが「お客さんが来ない時期に建て増しを繰り返して」作り上げたという。

 けっして平坦な道ではなかった。近所で耕運機を借りて池を作ったときは「翌日には水が(土に染み込んで)なくなっていた」。あちこちに井戸を掘ってもわずかしか水が出ないことも。水道が来たのはずっとあとのことだ。

 幼い頃、家が場所を貸していた関係で、映画館の映写室の中からたくさんの作品を見て育った。「ニューシネマパラダイスの少年のようなもの」と井上さん。その頃から写真が好きで、今も毎日カメラを持ち歩いている。「撮る過程で相手と話せるし、できあがったら渡しに行ける」。1998年にはプロもアマも応募する「林忠彦賞」を受賞。シルクロードの町で「貧しくても親の仕事を手伝いけなげに働く子どもたち」をテーマに13年間に渡って撮影。モデルになった少年にも写真を届けた。

 そんな井上さんだからこそ、店には独特のストーリー性がある。ごん助は「日本人の心の中にある故郷」がテーマ。「みんな『思い出はいい思い出』だよ」。井上さんの思いや経験が店に詰まっている。

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