保護犬のビスクを抱き上げる石井さん
そんな「いぬ親会」のオブザーバー的な存在が横川町・（株）イシイサービスの相談役である石井敏彦さん。同社に勤める、いぬ親会の運営メンバーに感化され、応援を始めたのだという。「当初はドライバーとして協力していたんだけど、今は行き場のなくなった犬を預かるなど、深く活動に加わるようになった。ミイラとりがミイラになったような感じだね」。実際に犬を預かると、愛情が芽生え譲渡会に犬を出したくなくなるとも話し、「かけた分、愛情を戻してくれるんです。安心して眠る姿を見ると人と変わらないなと」。そして、人のように嘘をつかないことが犬の魅力とほほ笑む。
石井さんには今でも心に残る場所があるという。千葉県にある犬の殺処分場の様子だ。「現実を実感した。殺処分ゼロを目指さないといけないという思いが強くなったね」。いぬ親会でも「相談役」として慕われる石井さん。縁の下の力持ちとしてこれからも協力していく、と意気込んでいる。
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