八王子の愛犬家から高い信頼を得ているドッグ専門用品店が宇津木町の「たまとポチ」だ。1991年にオープンして以来、生体販売が主の業界のなかで一貫して、生体を取り扱わずに「ペットの食事」にこだわって営業してきた同店。「ショーウィンドウに子犬を並べて販売する気にならなかったんです。犬は信頼できるブリーダーから、とお客さんには話してきました」とオーナーの齋藤義之さん。自身も愛犬家であることから、愛する犬にはいつまでも元気でいてもらいたい――と考えるのが飼い主にとって何よりも望むこと、と考え、犬の食事メニューの提供を一番に考えてきたのだという。「お客さんの要望に応え、ペット用品の販売や犬の毛を揃えるトリミングなどのサービスを取り扱うようになっていきました」と齋藤さんは振り返る。
共存できる街に
そして最近では、犬を飼い始めた人向けの勉強会や、ボランティアで八王子市民に専門知識を伝える「まちゼミ」のなかで、犬の食事に関する教室を担当するなど、より多くの人に「犬の知識」を伝える活動にも着手している。その背景にあるのが「八王子を犬好きが集まる場にしていきたい」という思いだ。「人と犬が共存できる街に」。齋藤さんはそう語りながらきょうも愛犬たちを出迎える。
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