大横町にある介護付き有料老人ホーム「幸楽(こうらく)壱番館」の隣りにこの春、就労継続支援B型事業所「ピッコロパッソ」(【電話】042・686・2080)が開所する。
洗濯の代行など
老人ホームを運営するサクラメディカル株式会社(昭島市)が手掛ける。事業所は2階建てで「ガラス張りの外観」が特徴。障害者が作業するクリーニング所だけでなくコインランドリー、カフェを併設する。
「障害者の工賃向上を目的に造りました」。同社木村友哉社長は経緯を話す。「少し前にニュースで作業所における工賃の実態について知りました。うまくやればもっと高くできるのでは」
そこで考えたのが「洗濯の代行」。老人ホームで生じている洗濯業務を請け負う形で「作業」を創出する。木村社長をはじめスタッフは「クリーニング士」の資格の取得もした。
事業所は障害者20人を募集する計画で、木村社長は「全国平均の2倍ほどの工賃をめざしたい」と話す。
カフェはあの店
なお併設するカフェはテナントとして、明神町のイタリア・フィレンツェをイメージしたバール「アドマーニ」が2号店を出店する。
建物の雰囲気や条件に合う店舗を探す中、木村社長はかつて利用したことのある同店にたどりついた。「渋谷や吉祥寺も探しました。アドマーニは現地の味を再現している料理がいいですし、何より店主(瀬間麻美さん)の人間性が素晴らしい」。瀬間さんは「信じられないお誘いに疑いましたが、木村社長の熱意に付いて行こうと決めました。何よりもランプレドット(もつ煮込み)を気に入ってくれた事が嬉しかったです」と話した。
21日 イベントも
事業所は4月オープン予定。3月21日(木祝)にはプレオープンとしてカフェ「ドルチェバール アドマーニ」とコインランドリー「パシャカラ」がスタートする。当日は参加型ライブペイントのイベントが企画されている(午前11時から)。
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