感染症科医師が解説
インフルエンザ対策についてわかる無料の講演会が12月11日(水)、生涯学習センター(東町/クリエイトホール5F)で行われる。午後2時30分から4時まで。
主催は八王子市高齢者救急医療体制広域連絡会(八高連/田中裕之会長)。講師は東京医科大学八王子医療センター(館町)感染症科診療科長の平井由児医師が務める。
八高連は市内20団体、のべ1753機関からなる。高齢者に対する迅速、的確な救急搬送体制を確保するため2013年に創設された。講演会は毎年行われているもので、今年のテーマは「インフルエンザ」。
田中会長によるとここ2年程、高齢者がインフルエンザで搬送されるケースが増えているそう。増加に伴い病院から受け入れを断られ、所謂「たらい回し」になる状態も少なくないという。一方、インフルエンザ患者を搬送することで心筋梗塞や脳梗塞など急を要する患者の対応に支障が出る可能性も考えられる。そこで「医療資源は限りがある。まずはインフルエンザの予防をしっかりしてもらおう」と今回、改めて注意を呼び掛けることにした。
予防 家族のためにも
「『自分はインフルエンザにかからない』。そう自信を持つ方はいると思います。ただ、これは公衆衛生の話。(感染して)まわりの家族らにうつさないため、流行させないためにも予防は大切なのです」と田中会長。当日は「知っておくべき知識」などが解説される。定員200人。参加は無料だが事前申し込みが必要。締切は6日(金)となる。(問)陵北病院内事務局【電話】042・651・3231
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