学校法人東京純心女子学園・東京純心大学(滝山町)は教育連携を推進するため、学校法人白鵬女子学院・白鳳女子高等学校(横浜市鶴見区)と協定を結んだ。6月8日、同大学で調印式が行われた。同大学はこれまで神奈川県教育委員会との間で県内の全県立高校を対象とした連携協定を締結していたが、私学との協定は初だ。
同大学は幼児保育を学ぶ「こども文化学科」を有しており、同高校は2014年に保育コースを新設。「命を大切にする」人材育成の方針で合致した。
夏授業で単位
今年度から、「サマーセッション」として同高の生徒に合計15コマの授業を開講する。内容は保育科目の導入授業。実技を伴う本格的なカリキュラムが組まれ、プログラムに参加すると高校の単位としても認定される。
「生活芸術」の教育を専門として同学園は始まった。「技術を教え込むのではなく、生徒に根源的な問いを探求させる」という。学科長の大竹聖美教授はこれまでの高校生向け授業を振り返り「はじめは棒読みで絵本を読みきかせしていた生徒も、授業を経て力強い語りになるほど。少人数制であるからこそ」と話す。
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