八王子 社会
公開日:2020.06.25
「登る」が縁 マスク等寄付
エネルギー関連企業大器(だいき)株式会社(港区)は八王子市内の医療従事者に使ってもらおうと3層不織布マスク4000枚と次亜塩素酸水10リットルを市へ寄付した。島田美佐子社長らが6月16日、市役所を訪れ、石森孝志市長に手渡した。
市内にジム
同社はガソリンスタンド受託事業、フェリー船での食品自動販売機事業などを全国規模で展開している他、市内で2カ所、ボルダリングジムを運営している。寄付品は自社の衛生管理関係事業を通じて手に入れた。
初心者楽しめる
市長室で行われた受領式では東京オリンピックで初めて公式種目となるスポーツクライミングの話に及んだ。
この種目は壁を登る身体技術を競うもの。市内では2019年にスポーツクライミングの世界最高峰の大会が開催された。一方、同社は現在ボルダリング事業に力を入れている。今回の寄付はそのような「登るスポーツ」の縁があって実現した。島田さんはボルダリングについて「初心者も同じフィールドで楽しむことができる」と説明し「今後の発展に尽力したい」と話した。
医療機関は必要
石森市長は寄付に感謝しつつ「マスクの流通不足からは脱却しているが、医療機関などでは常時マスクが求められている」と述べた。
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