西放射線通り商店街振興組合の前野博理事長(72)=人物風土記で紹介=が、揺籃社(追分町)から歴史小説『キミ達の青い空―八王子空襲から七十五年―』を出版した。
物語は前野さんが父や母から聞いた戦時中の話が主。主人公である「キミ」は2018年に96歳でなくなった前野さんの母をモデルにしたそう。1945年にあった八王子空襲の記憶を幼いころから両親に聞かされていた前野さんは3年前から構想を練っていた。戦後75年を迎える今年にあわせて出版された。
記憶にとどめて
前野さんは、戦争の記録について様々な歴史資料を読み込んだ。「資料に記された難しいことではなく、75年前、八王子の街は焼け野原になっていたということ、二度と戦争を繰り返してはならないということをただ伝えたかった」と語る。
担当編集者は、「今も残る地元の地名が小説にも登場するため、物語を身近に感じてもらえるのでは」と話している。
5人に進呈
定価は1200円(税別)、市内の一部書店で購入できる。問い合わせは揺籃社【電話】042・620・2615へ。また、読者5人にこの本の進呈がある。ハガキに〒、住所、氏名、電話番号を明記の上、〒252―0239相模原市中央区中央2の6の4(株)タウンニュース「八王子係り」へ応募を。20日(月)必着。多数の場合は抽選。発表は発送による。
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