八王子市消費生活啓発推進委員会の会長を務め、初のオンライン「WEB八王子市消費者生活フェスティバル」を開催している 赤木 省三さん 打越町在住 73歳
怖く楽しい挑戦を
○…防災グッズ作りなど、体験しながら生活の学びを得るイベントが今年、初のネット上での開催に。当初は不安もあったが、推進委員会の仲間らと「オンラインだからこそできるものを」と前向きに取り組んだ。感染予防のため、会議はSNS、電話、情報共有ソフトも使用。機械には明るく抵抗はなかったそう。公開されたHPに「手作りながら想像以上の仕上がり。皆さんの反応に怖さ半分、楽しみでもある」と期待を込める。
○…岡山県出身。2人兄弟の長男。母親の実家が営む店が今も強く記憶に残っている。「果物、化粧品、生活雑貨とまさに万屋だったね」。その影響もあり、大学卒業後、百貨店に就職した。営業、企画、総務職などを経験。サービス部初代部長を任され「0から形を作るやりがい」も学んだ。クレーム対処や顧問弁護士と裁判所へ赴いたことも。華やかな舞台の「裏側」を40年以上支えた。
○…13年前、八王子へ。自宅からは富士山が望める。趣味は洋画鑑賞。舞台となる地理や歴史をスマホで検索しながら見ることが楽しいとか。「ネットフリックスの『あなたにおススメ』を追って1日中見ちゃうよね。奥さんが呆れるほど」と苦笑い。健康のため、筋トレやウォーキングも日課とする。
○…退職後、「地域への恩返し」で推進委員会に参加。会社員時代に消費生活センターが身近だったことも理由にある。イベントに携わり約10年。「動員数が重要」と、仕掛けてきた。近年はマスコットを呼び、親子連れで賑わうように。ニーズを掴むアンケートを行い翌年に生かす。変化し続けてきたからこそオンライン開催にも対応できた。「良い、悪いはあるけど、今後も活用できる道具となるはず」
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