地方の優れた商品を国内外に紹介する企画「にっぽんの宝物Japan大会2020/2021」で、菓子製造業・(株)東京MammaマンマSweet potato(中野上町)と酪農業・磯沼ミルクファーム(小比企町)のチームによる「焼いもからできた無添加スイートポテト」がVisit Japan部門でグランプリを受賞した。
同大会は同実行委員会が主催するもので、2013年にスタート。同チームは、昨年12月の地域大会・圏央道(関東)のグランプリに選ばれ「全国」に進出。全国では100のエントリーの中からグランプリを獲得した。
アウトドアで提案
同チームの商品は、同社の無添加スイートポテト「高尾ポテト」をベースにしたものと同農場の牛乳「みるくの黄金律」をセットにしたもの。コロナ禍でブームとなっているキャンプと関連付け「アウトドアスイーツ」として提案した。同社の取締役の村上右次さんは「都内でもキャンプ場は多摩エリアに集中している。屋外で、炭火で焼く過程も『おもてなし』につながる」とコンセプトを説明した。3年ほど前から、高尾ポテトを作る過程で出る皮を、同農場の牛が「おやつとして」食べているという点でも、サスティナブルな循環をプレゼンテーションに組み込んだ。
同農場の磯沼正徳さんは「ぬくもりのある食べ物として、見せ方も工夫した」と話す。「お菓子の向こう側に見える『絆』や『地域での循環』『環境問題』などが相乗効果でおいしさにつながった」と話す。
グランプリを受賞したことで、今後、新たな商品開発なども検討されているという。
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