市内でデザイン会社を経営する福森さんがヘアドネーションに関心を持ったのは、自身の妹ががんを患ったことをきっかけ。残念ながら進行が早く、１年ほどの闘病の末、一昨年に亡くなったが、提供の意思は一層固くなった。以前から長かった髪をさらに伸ばして２年ほどかかった。「頭や顔の形、髪の毛の癖も考えてくれてカットしてもらえました」と振り返る。カットを担当した尾熊英一さんに対しては「妹のことでたくさん寄り添ってもらいました」。今では、軽やかなショートヘアが新たなトレードマークだ。
医療美容師の尾熊さんがカット
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