八王子市消防団の浅川地区を担当する第11分団(武内辰幸分団長)が7月29日、大手町にある東京消防庁で「東京消防庁防災部長表彰」を受けた。消防団が受ける表彰として「消防署長賞」や「消防方面本部長賞」があり、その上に位置するのがこの賞となる。その上位は「消防総監賞」のみ。関係者は「上位から2つ目の賞で、滅多にないこと」と喜ぶ。少なくとも10年以上はなかったという。
高尾山で活躍
6月12日に高尾山1号路で発生した山火事での消火活動に対して贈られたもの。同団は、消防署の車両では入れない狭い道を通って、池から消火用水を取水した。武内分団長は「団員たちが、いつもの訓練通りにやってくれた結果」と話す。同分団では、高尾山での出場を想定して訓練しているという。「坂道が急なので、自動車で登るための訓練も必要。どこに何があるか、消火用水の場所も確認している」と武内分団長。分団の下の組織の「部」によってはカーナビにインプットしているところもあるという。
昔は高尾山での火災は少なくなかったそうだが、同分団が警戒に当たった結果、近年では減っているという。
同分団は全156人が所属。この火災では35人が出場した。
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