女子ビーチバレー選手で今季の活躍に期待がかかる 本村 嘉菜さん 下恩方町在住 26歳
ピークこれから 五輪狙う
○…きっかけは母親に連れられて参加した「ママさんバレー」。それまで別の競技をしていたが、バレーボールはやってみるとそれ以上に楽しかった。本格的に学ぼうと、あの木村沙織を輩出した秋川JVCへ入団。それが小学4年の時で、あれから「週6で練習」の日々が続く。強豪八王子実践へは推薦で入学。一番の思い出は中3の時の全国準優勝。今も家族でビデオを見て胸を熱くする。
○…広がる大空、照りつける太陽、聞こえる波の音。「(バレーとは)何より環境が違う」と、日焼けした笑顔で話す。ビーチバレーは大学時代、誘われてやってみてその楽しさに驚いた。「6人でなく2人なので自分が触れる機会が多い」。3年からスクールへ通い、社会人となってからはペアを組み大会へ出場するように。2019年には国内ツアーで4位になった。
○…浜辺での練習のあと、午後は会社のある八王子へ向かう。企業の事務仕事を請け負う業務で、パソコン、数字に向かい合う日々を過ごす。より貢献しようと今は社労士の資格取得を目指している。趣味はホットヨガやサウナで体のケアをすること。好物はさつまいも。子どもの頃、祖父母の飲食店が提供する焼き芋をいつも練習前に食べていたことから、ソウルフードのよう。ねっとり系でなくホクホク系が好みだそう。
○…新型コロナの影響でビーチバレー界も試合、大会の開催がままならない。目標を定めにくい時期ではあるが「日本代表に選ばれたい」と強い意志を持つ。目の前の1試合1試合に集中し、その先には五輪の舞台を夢に見る。女子ビーチバレーでは30歳前後が実力のピークという。チャンス、本当の楽しみはこれからだ。
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