工場の外観（左）／クラフトジン
椚田町にできたクラフトジンの工場「東京八王子蒸溜所」で造られた八王子産のジン「トーキョーハチオウジン」が１月22日から販売され、全８００本が約２週間で売り切れた。代表の中澤眞太郎さん＝人物風土記で紹介＝によると、３月上旬にも再度、出荷できる見通しだという。
同工場は２０２０年12月に着工。翌年８月に竣工したころから、その目を見張る外観から近隣でも話題になっていた。
１階は蒸溜所で、２階はテイスティングの場所となっている。工場で直接購入することはできない。
魅せる工場
「イギリスでは、造る工程も含めて見せる（魅せる）工場があります。それを意識しました」と中澤さん。都心だと設置の予算が大きくなり、地方だと人に見てもらう機会が少ない。そういった点で八王子はベストの選択だったという。「もちろん、育った街に対する恩返しという意味もあります」。社員数人で造り、蒸留を担当するのは中澤さんという。
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