「やまゆりセンター」の愛称で知られ、市内の中小企業の従業員に福利厚生を提供する公益社団法人八王子市勤労者福祉サービスセンター。新理事長に内野徳昭さん=人物風土記で紹介=が先月就任し、新体制でスタートを切っている。
同センターには4月1日時点で、604の事業所、従業員8879人が会員として加入している。会員には、慶弔の給付金やレジャー施設の利用割引、飲食店での優待などさまざまなメリットがある。事務局長の大西健二さんは「コロナが始まってからは、近場の施設を中心に福利厚生を充実させた」と話す。
近年では、八王子お店大賞受賞店でのテイクアウトや道の駅八王子滝山の利用券、近隣の温浴施設の割引など、近隣エリアに注力している。「全国各地を対象にする福利厚生より、近場の方が利用できる機会が多いはず」と大西さん。「地域社会の発展に寄与」という同法人が掲げる目的にも合致する。
入会の対象は、従業員300人以下の中小企業に勤務する勤労者とその事業主など。正会員は入会金300円、月会費450円。同法人は1978年に八王子市勤労市民共済会としてスタートし、40年以上の歴史がある。大西さんは「福利厚生は従業員の定着にもつながる。会費などの経費は税制上の優遇措置もある」と入会を呼びかける。問合せは同法人【電話】042・620・7380。
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