会見する石森市長
八王子市は６月１日、市議会６月定例会に提出する補正予算案を市長記者会見で発表した。新型コロナウイルスワクチン接種などを中心に一般会計に26億円を追加する。
物価高騰による学校給食費の増額分支援に４５８５万１０００円を計上する。石森孝志市長は「今年度は保護者への追加負担を求めずに、栄養バランスのとれた給食を提供する」と説明する。
市によると、物価高騰による１食あたりの増額分は小学校給食が８・２円、中学校給食は10・２円程度。来年度以降の給食費について「給食費改定を含めた検討を進めていく」という。
ワクチン４回目接種
市が先月25日に開始した新型コロナウイルスワクチンの４回目接種には、18億９０８万５０００円の補正予算を追加する。４回目接種は、60歳以上の人と、18歳以上60歳未満で基礎疾患のある人と重症化のリスクが高いと医師が認める人を対象者としている。
市は60歳以上に対し、３回目接種日から５カ月を経過する前の月に接種券を送付。60歳未満の対象者には、申請を受けて接種券を送付する。
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