八王子実践高校（台町）をはじめ、全国９校の演劇部が出演する「ラジオドラマ交思縁（甲子園）」が８月29日（月）、長野県諏訪地域のＦＭ局で放送される。



　主催するのは川口町で障害者の雇用支援などを目的に活動するＮＰＯ法人21世紀自然環境循環研究所（平野浩美代表＝人物風土記で紹介）。



　今春企画した、八王子実践高校演劇部（台町）と都立八王子東特別支援学校（石川町）のラジオドラマでの共演企画がきっかけ。平野代表は「コロナで発表する場がなくなった子どもたちが、ラジオドラマで可能性を感じてくれた。全国に広げることができたら」と経緯を語る。



　協力するラジオパーソナリティー「ダンプおやじＢＯＹ」さんらがラジオ局を通じて全国の高校生に出演を呼びかけた。制作した脚本を送り、リモートで演技指導を実施。生徒が各自収録した音声データを編集し、一つの作品に仕上げた。



　出演する同演劇部の加藤由美佳さん（２年）は「できることがないと思っていた中、出演の機会がもらえてうれしかった。今までにない役や声に挑戦したので役の幅が広がれば」と手応えを話す。本田佳菜（同）さんは「前回のラジオ演劇では部としての作品発表も、自分の学校以外の人と共同で作業することも初めてで楽しかった。今回は人数が多いので、感情が入った素晴らしい作品になる」と期待した。



　放送は午後７時から８時まで。ＬＣＶ-ＦＭ「ダンプおやじＢＯＹのやっつけラジオ♡ナイトメア♡」で放送。同局のサイトからも聴ける。