多摩地域の伝統文化や芸能の魅力を、街中を舞台に伝える「伝承のたまてばこ」が9月17日と18日に開催された。八王子市学園都市文化ふれあい財団などが主催。国重要無形民俗文化財に指定された八王子車人形や、八王子芸妓衆をはじめ立川市、三鷹市、昭島市など多摩地域の舞や演奏など芸能が集った。台風の影響で、メイン会場は西放射線ユーロードからいちょうホールに変更された。
オープニングセレモニーが行われた17日、主催者あいさつで石森孝志市長は「多くの方々に知ってもらおうとスタートしたもの。多摩の魅力、伝統文化、芸能を楽しんでもらいながら、未来永劫継承されていくことを願う」と語った。
オリジナル企画の一つとして、八王子車人形西川古柳座5代目家元の西川古柳さんと、八王子駅発祥のブレイクダンスチーム「8NORTH GATE」のコラボ企画も。プロジェクションマッピングでは幻想的な舞台を演出。北条氏照の矜持と自然災害や疫病、戦乱の突破などが表現された。
子安町から訪れた小林優太君(小3)は「ダンスがカッコよくてきれいだった。習ってみるのも楽しそう」と舞台を楽しんだ様子。母親の真由美さん(35)は「文化遺産に指定された車人形を見たのは初めて。人形が生きてるようだった。光の演出やダンスとのコラボで、また違ったものに見えて感動した」と感想を話した。
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