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八王子 社会

公開日:2022.10.20

ウォーターポイント
災害時 水を提供
八王子市と協定、拠点に

  • 四谷町のウォーターポイント八王子=いずれも同社提供

  • 配送にEV車を導入

 四谷町で地産地消の宅配水工場「ウォーターポイント八王子」を営むウォーターポイント(株)(本社・広島県/小早川克史社長)は今夏、八王子市と「災害時における生活用水の提供に関する協定」を締結。近隣に住む住民らの給水所として、有事に生活用水や飲料水を提供する拠点として始動している。

 6月に開業したウォーターポイント八王子では、地下水の溶解成分を特殊なろ過の技術と装置で除去。高度な水処理で「赤ちゃんにも安心」という同社オリジナルの「超純粋水」を精製し、人工ではなく天然のミネラルを配合している。

 水の自動販売機を、全国のスーパーやドラッグストアに約2900台導入した実績を持つ同社。「八王子市や近隣エリアの地域貢献を拡大していく」と構想。「宅配水として、商業施設やドラッグストアなどでの提供も含め、水の提供を通じて地域に根付いた活動を続けていく」と展望している。

飲料水など1日2千人分

 地下水を水源とするウォーターポイント八王子は、太陽光発電により光熱費ゼロで飲料水等を製造。水道の断水や停電が発生しても、1日あたり近隣住民ら約2千人に飲料水が行き渡る6トンの水をつくることができる。トイレなどの生活用水は1日14トン造水できる。

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