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八王子 社会

公開日:2022.11.03

「植木の里親」で100選
やましたグリーングッドデザイン賞に

  • 植物の里親探しのために同社が開園した「もらえる植物園」の前で、トロフィーを手にする山下社長

 2022年度グッドデザイン賞が先月発表され、下恩方町の造園業・(株)やましたグリーン(山下力人社長)が同賞「ベスト100」に輝いた。

 同社の受賞対象は、地域社会の植物保護と育成活動。遺品や引っ越しなどで処分せざるを得ない植物を新たなオーナーにつなげる「植木の里親」と、引き取った植物を管理する「もらえる植物園」が主な取り組みだ。「環境デザインの位置づけで、形はないが役立つデザインとして評価を受けたのはうれしい」と山下社長。「新たな選択肢の一つとして、多くの人たちに広がってほしい」と思いを寄せる。

 植木の里親は、個人のほか保育園や障害者施設、レストランなど多方面に展開している。費用面で受け取るのは、移植や運搬にかかる分のみ。植物には値段をつけない点も大きな成果という。

 審査委員の評価では、「ありそうでなかった取り組み」「着眼点とともに、仕組みを表現した『植木の里親』などのネーミングも素晴らしい」との声が挙がった。

 日本デザイン振興会が主催する同賞は今年度、分野や領域を超えた「交意と交響」をテーマに公募。5715件の審査対象から1次、2次審査を経て1560件の受賞が決定した。その中から、これからの時代のモデルとして「ベスト100」100件が選出された。

 11月6日(日)まで、東京ミッドタウン・デザインハブ(港区)で受賞展を開催中。受賞対象は同賞サイトで閲覧できる。

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