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八王子 文化

公開日:2022.11.17

晋山式に和尚50人
飯盛山永昌院 坪川住職、決意新た

 飯盛山永昌院(中山)は11月2日と3日、伝統ある住職交代式として「晋山結制式」を開催した。各地から和尚50人が集い、永昌院第42世・坪川玄洋和尚(45)の住職就任を祝った。

 3日の晋山結制式では「晋山式」「結制」「法戦式(ほっせんしき)」の3儀式を執行。新しく住職に就くにあたり、寺や檀信徒の安寧を祈願する晋山式の後、新命住職が壇上にのぼって僧侶との禅問答を披露する結制が行われた。

 住職に代わり第一座を与えられた弟子が、禅の修行について問答を交わす法戦式=写真右=は、桂福寺徒弟・加藤昭光さんが務めた。同院によると「お釈迦様も弟子に自分の席を半分譲って説法を許された」と言われている。その例に習い、今もこの儀式が行われているという。この日は禅の風光にあふれる雰囲気の中、披露された。

 坪川玄洋住職は「皆様のお力添えのおかげで無事に円成(えんじょう)しました。檀信徒の皆様に寄り添っていけるよう精進いたします」と思いを語った。

 同院は1582(天正10)年に開山。現在は坪川住職と41世の東堂・坪川民主氏の2人で、252軒の檀家(石井廣治総代長)を守っている。晋山結制実行委員会の実行委員長は石井金五郎氏が務めた。

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