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八王子 ピックアップ(PR)

公開日:2023.02.23

永生クリニック
切らずに治る?椎間板ヘルニア
脊椎専門医・中橋医師に聞く

 椎間板ヘルニアとは椎骨と椎骨の間にある椎間板が負荷や加齢などで変性し、外側を囲んでいる線維輪を突き破り神経の通っている脊柱管に突出・脱出することを指します。そのヘルニアが脊柱管内の神経を圧迫すると、腰痛や下肢痛を生じます。

 たまに、「切らずに治す腰椎椎間板ヘルニア」といったフレーズを新聞や雑誌の広告、チラシなどで見かけることがあります。「切らずに治す」とうたわれているこの椎間板ヘルニアは、一般的に6-7割の確率で「切らずに治る」と言われています。それはヘルニアが自然吸収されるからです。

 椎間板と神経の間には靭帯があります。ヘルニアにはこの靭帯を突き破る大きなヘルニアと突き破らない程度のヘルニアがあり、靭帯を突き破る大きなヘルニアではより吸収されやすいと報告されています。つまり、神経をより圧迫しているひどいヘルニアの方が吸収されやすいと言う事です。従って、最初に症状を緩和させる治療(内服や神経ブロック)を行い、ヘルニアが吸収されるのを待ちます。しかし、治療効果が乏しい場合や運動麻痺が起きた場合には手術治療が検討されます。

 次回は手術治療についてお話ししたいと思います。

医療法人社団永生会

八王子市椚田町588-17

TEL:0426617780

https://www.eisei.or.jp/clinic/

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