家電専門店「ノジマ」(神奈川県横浜市)の野島廣司社長が2月24日、母校の相模原市立淵野辺小学校を訪問。「未来を創る子供たちへのメッセージ」と題し、児童らに向けて講演した。
野島社長は1962年度に同校を卒業。4年から6年まで担任だった恩師が、現校長である二宮昭夫氏の初任当時の校長だったという縁もあり、講演の依頼を快諾。同校創立80周年記念講演として実現した。会場となった体育館には高学年が集まり、低学年は教室でオンライン参加した。
小3のとき、ノジマの前身となる野島電気工業社を両親が相模原市で起業。家業を手伝うのが嫌だったことや、両親が不仲になり離婚したことなどを明かし、「今になれば良い経験。嫌だと思っていたことほど、今の自分のためになっている」と胸中を話した。
「皆さんに大切にしてほしいことが2つ」。野島社長は語気を強め、「大変とは大きく変わるということ。苦しいときほど成長のチャンス」「夢を持って。いつまでに何をしたらその夢が叶うのか、それを計画し実行して。夢なき者に成功なし」と強調。「この2つを忘れずに勉強に遊びに励んでください」と児童たちに呼びかけた。
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