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八王子 社会

公開日:2023.08.10

八王子市
夏休み、広がる学童給食
栄養たっぷり「おいしいね」

  • 学童で焼き鳥丼給食を食べる児童=横山第二小学校内、先月26日

 夏休み中の子どもたちの栄養不足を補うため、八王子市は今年も市内学童保育所の一部で学童に通う子どもたちに学校給食を提供している。

 提供日数は学童により異なるが、夏休み中の2日間から10日間。提供学童数は、義務教育学校含め全70校90学童のうち42校(54学童)。昨年は21校(28学童)だった。実施の条件は▽学童が校舎内▽給食室がある校舎まで児童が食べに来られる近さ--などがある。

 この取り組みが本格的に実施されたのは3年前から。市内の公立学童を管轄する放課後児童支援課の職員が、「学童で夏休みに栄養の整った昼食を食べさせられないか」と学校給食課に相談したことがきっかけ。給食のない日は児童のビタミンやミネラルなどの摂取量が減少するという報告があることや、保護者の負担軽減などを目的に、2課協働で進めることになった。全学童での一定期間の給食提供を目標に、毎年実施校を着実に増やしている。

 横山第二小学校内の学童では、今年7月24日から給食の提供を開始。「これ、1学期に食べたことのあるメニュー。おいしい」「去年の夏休みは冷たい弁当を持って来てた」「今年は(5日間だけだが)あったかいご飯が食べられてうれしい」といった感想が児童からあがった。

 この学童の施設長は「仕出し弁当の注文も取っているが、1食500円。給食だと250円なので、経済的な負担も軽減されている」と話している。

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