八王子 文化
公開日:2023.11.02
現代版 八王子民謡とは
「鮎担ぎ唄」を4日に初披露
八王子に伝わる民謡「鮎担ぎ唄」を知っているだろうか。これの現代版が11月4日(土)、(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団などが主催のイベント「伝承のたまてばこ〜多摩伝統文化フェスティバル2023」の催しのひとつとして披露される。
「多摩川飛んで出てョー新宿にナー入りゃョー四谷のナー蔦屋ョー一息だョー」。
江戸時代、多摩川で獲れた若鮎を、天秤棒で担ぎ四谷見附の鮎問屋に売りに行っていた。匂いを嗅ぎつけついてくるタヌキを追い払うのに担ぎ人たちの間で歌われていたのがこの「鮎担ぎ唄」だ。夜通し歌って甲州街道を走ったため、街道近くの人々の家では夜な夜なこの歌声が聞こえてきたという。
しかし時は流れ、この唄の存在を知る人は少なくなっていった。11月4日・5日(日)にJR八王子駅北口エリアで行われるイベント「伝承のたまてばこ」を主催する同財団の担当者によると、「いま地元の人で知っている人はほとんどいない」と現状を話す。同財団では、「八王子の伝統民謡をよみがえらせ現代の人に親しんでもらいたい」と、唄を現代風に再現する企画を立案。4年前から八王子観光PR特使に就任しているボーカルユニット「UP LIFT(アップリフト)」=写真は同財団提供=に依頼し、制作が始まった。
当日は、1930年代のNHKの番組音源などを元にアレンジしたものを披露する。4日の午後2時30分、3時30分からの2回公演。桑都テラス(中町)で観覧無料。雨天決行、荒天中止。
ピックアップ
意見広告・議会報告
八王子 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











