関東オープンで３位に入賞した高橋・佐々木ペア
八王子を拠点に活動する一輪車クラブ・ＵＣフローラ（高橋庸介代表）が、一輪車の競技大会などで活躍している。先ごろ川崎市で開かれた関東ＯＰＥＮ一輪車競技大会では、中学生ペア演技部門で高橋佑奈さん・佐々木惇乃さんの中学１年生ペアが３位に入賞し、念願のメダルを手にした。
関東ＯＰＥＮは全日本大会に次ぐ大会として、多くの一輪車演技選手が目標とする大舞台。事前のビデオ審査で見事に出場権を獲得した２人も大会当日は緊張のあまり動きが硬く、落車などのミスも出してしまったが、気持ちを切り替えて最後まで明るい表情を保って演技を終えた。３位入賞が決まった瞬間を「びっくりした。とてもうれしかったけれど、ミスをしていなければと悔しい気持ちもあった」と口を揃える２人。高橋さんは「お互いに高め合える存在になり、色々なことに挑戦して自分たちなりの最高の演技ができるようになりたい」、佐々木さんは「ミスなく納得のいく演技ができるように練習を重ねて、新しい技にも挑戦していきたい」と、これからの目標を語った。
飛躍誓う
同チームは、市立小宮小学校の保護者らが中心となって２０１６年頃に結成。同校体育館など市内を拠点に日々、練習を重ねている。現在の選手は小学生８人、中学生６人、高校生６人、大学生１人の計21人。今年度は全日本一輪車競技大会や全国小学生一輪車大会に出場した選手、都内や千葉県などの地方大会で優勝・準優勝した選手もいるなど、１人ひとりが努力を重ねて実力を高めている。
また、選手の目標達成意欲を高め、個性を引き出す演技を作るコーチ陣のプロデュース力や、衣装作成や送迎などで温かく見守る保護者のサポートも選手たちの成長を後押ししている。
まもなく新年度。コーチの一人は「次年度も全日本出場を目標に練習に励みながら、大会以外でも地域のイベントに積極的に参加することで新しい仲間との出会いを増やしていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
ＵＣフローラのメンバー
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