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八王子 文化

公開日:2024.08.01

西川古柳座
英語で味わう八王子車人形
米人形劇作家と共同で制作

  • トムさんが操る河童(右)と西川さんが操る芥川の人形

 八王子車人形の西川古柳座が8月3日(土)から6日(火)まで、日米共同制作のオリジナル作品「AKUTAGAWA」の東京公演を座・高円寺1(杉並区)で行う。

 この作品は、5代目家元の西川古柳さんが米シカゴ在住の人形劇アーティストであるトム・リーさんらと作り上げるコンテンポラリー人形劇。芥川龍之介の小説「羅生門」「地獄変」「竜」「杜子春」「河童」の5作品をモチーフに、作家の生涯を日米双方の視点から描いた物語となっている。

 2023年1月にシカゴで初演され、その後ニューヨークなど4都市でも好評を博した。今回初となる日本での公演にトムさんは「私は今回の公演では、義太夫のように英語で話し続けるので日本の観客がそれをどう見るか気になる。芥川作品は有名ですからね」と話している。また、八王子車人形については「ソロでこんなに繊細な動きを表現できるのはすごいこと」とし、西川さんについても「古典的なものとモダンなものを合わせることにオープンマインドなことが素晴らしい」などと話していた。

 2人が共同制作するのは今回で2回目。舞台では、伝統的な車人形の技法だけでなく、映像や影絵など様々な形態の人形を使用する。西川さんは「人形劇は、古典的なものにとどめておくのはもったいないほど素晴らしいものだと思っている。伝統的な基盤があるからこそ、次にチャレンジできる」と出来栄えに手応えを感じている。

 公演やチケットについての問い合わせは西川古柳座【電話】042・652・1222。

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