「学校林」に関する調査成果を研究発表展に出展し最優秀賞を受賞した 南澤 剛至(つよし)さん 聖パウロ学園高等学校2年 17歳
森の保水力 向上目指し
○…森林や河川など、自然環境がもつ機能を活用して社会的課題に取り組む「グリーンインフラ」という考え。これに関連する研究結果を公募する「グリーンインフラ・ネットワーク・ジャパン2025全国大会」に出展し、学生・研究者部門で最優秀賞を受賞した。自身を中心に生徒3人で調査にあたったのは、在学する聖パウロ学園高等学校が所有する森林「学校林」の土砂災害時の流域治水の現状。大学や民間企業などに学術的な支援をもらったといい、「さまざまな人にサポートしていただいたおかげです」と話す。
○…少人数制で過ごしやすそうな同校の雰囲気が気に入り入学した。府中市から通っている。下恩方町にあるパウロは、豊かな森林環境を後世に残すべく、有志生徒らで行う環境保全活動「森の教室プロジェクト」を推進。「おもしろそう」と参加し始めたのは高1の時だ。学校林「パウロの森」で保全活動の意義を学び、皆で草刈りや間伐を行ったり、ウッドデッキを製作した。その延長で興味を持ったのが、森の保水力だ。
○…仲間と一緒に土壌硬度計でパウロの森の一角を計測。水の流失の激しい場所を可視化し、土砂を崩れにくくさせるため枝を集めた「しがらみ」などを設置した。学校の近隣では、6年前の大型台風によって土砂災害も発生している。「自分たちにも森の保水力を高めることができるのでは」と一連の成果を学術ポスターにまとめた。
○…パウロでの活動を通し、国家公務員で国有林を管轄する「森林官」という職業に興味を持ち始めた。「森や林に関わりながら、地域課題を解決できるよう取り組んで、ありがとうと言われること」。目指す姿に着実に近づけるよう、探求心を抱き続ける。
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