マルベリー東京パイロットクラブ(高倉裕香会長)が6月14日、10周年記念式典・祝賀会を暁町にある料亭なか安で開催。初宿和夫市長や安間英潮教育長のほか、日ごろから交流のある市民団体や全国各地の姉妹クラブの代表者ら約60人が集い節目を祝った。
式典では、高倉会長があいさつに立ち「皆様のおかげで今日を迎えられた。この10年は、熊本地震や能登半島地震、豪雨など、常に大きな災害に見舞われたように思う。何があっても前に進もうという強い意志で進んできた。ますます多様化する社会の中で、求められるボランティアの形を模索しながら皆様に愛されるクラブを目指したい」と話した。
同クラブは知的障害や認知症、高次脳機能障害など、脳に関連する障害がある人への支援を主な活動としてきた。10周年の記念事業として市内公立小学校の全70校と学童保育所90カ所に、性被害予防教育の一環として絵本『おしえて!くもくん プライベートゾーンってなあに?』を230冊寄贈した。また障害がある人たちでハンドベルアンサンブルを奏でる「ぽこあぽこ」へ舞台衣装としておそろいのジャケットやシャツを贈ったほか、高次脳機能障害者家族会はっちゃん、一般社団法人パイロットインターナショナル日本ディストリクト、市社会福祉協議会への寄付などを実施。式典ではそれぞれの代表者に目録を手渡した。
目録を受け取った安間教育長からは「子どもたちへの応援の気持ちを形にしていただき、心から感謝している。絵本を有効に活用したい」と謝辞が述べられた。
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