八王子 教育
公開日:2025.07.03
さあ、田植えの時間だ
市内小学校で稲作体験
田植えのシーズンに合わせ、今年も市内の小学校で稲作体験の授業が始まった。米づくりを通じて、食や農業への理解を深める。
「おやじ」らが水田を整備
中山小学校(鈴木淳校長)では、6月16日に敷地内の水田で5年生が田植えを行った。
この田んぼは学校運営協議会(地域)とおやじの会(保護者)、教師(学校)らが連携して今春に整備したもの。同校では水田の水漏れなどを理由に一昨年度から畑で陸稲を育てていたが、昨年度に波板で囲うなど水が漏れない工夫をした水田を整備したところ稲がよく育ったことから、その経験を生かして新たに水田を2カ所増やした。
水は水泳指導の民間委託により使用されなくなったプールの水を活用。また保護者の提案で通常の栽培方法とは別に、土を耕さない不耕起栽培による自然農の米づくりにも挑戦する。学校運営協議会のメンバーは「失敗しても良い。子どもたちに色々な経験をさせてあげたい」と思いを語る。
上級生がサポート
上川口小学校(市川利幸校長)でも、6月13日に全校児童参加の田植えを上川の里特別緑地保全地区の水田で実施した。
食育や地域に根ざした教育の一環として10年以上続けている恒例の学校行事。経験豊富な5、6年生が下級生をサポートしながら丁寧に苗を植えていった。秋に収穫し、学校給食で食べる予定。
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