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公開日:2025.07.10

VEXロボティクス
世界大会で本選出場
宮上中生らが日本代表に

  • メダルを掲げる(左から)松山さん、今泉隆志さん、翔さん

  • チームのエンジニアリングノートブック

 世界最大級のロボット競技「VEXロボティクス」の世界大会に今泉隆志さん(宮上中3年)と松山慶祐さん(同2年)、今泉翔さん(宮上小5年)の3人が日本代表として出場。約400チームが出場した予選を通過し、本選である最終リーグへ駒を進め9位の成績を収めた。日本代表の本選出場は歴代2回目の快挙という。

 VEXロボティクスは、米国企業が提供するロボット愛好家向けの教育教材。自分でロボットを設計し組み立て、プログラムして動かすことができるシステムで、技術向上や成果発表のため各国で大会が開かれている。対戦形式ではなく、その場でランダムに選ばれた相手チームと協力して同時に競技を行い合計得点を競う。

 同大会は、米国テキサス州で5月12日から3日間、世界から50カ国以上が参加し行われた。今回はボールをゴールに入れるなどの作業をロボットで行う形式。3人は「From Zero5457A」というチーム名で中学生の部にエントリー。約400チームが参加した予選を通過して最終リーグに進み、ファイナリストとして9位の成績を収めた。

 「予選を通過するまでは何回も会場内を往復してそわそわしていた」と話す隆志さん。「最終リーグに行けたときはすごくうれしかった」と弟の翔さん。松山さんは「いけると思っていなかったので驚いた。最終リーグで高得点を出せば優勝できるかもと期待した」と当時の興奮を振り返る。

活動記録も審査対象

 競技はロボットの性能に加え「エンジニアリングノートブック」と呼ばれる活動記録も審査対象として重要視されている。ロボットをどう改良したか、その結果などを和文と英文の2つで記録するものだ。

 今回このノート作成を担当した松山さんは、自動翻訳ツールなどを活用したり、グラフやカラーマーカーを用いて見やすいノートを心がけた。この作業を通じ「集中力がついた」と松山さん。隆志さんはノートについて「本選出場へ、すごいバックアップをしてくれた」と好成績への大きな貢献に感謝した。

 中学生の2人はこれが最後の大会だった。隆志さんは「小4から始めて、努力できてよかった。世界大会にも出れてたくさんのことを学べたし、楽しかった」と話していた。

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