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八王子 経済

公開日:2025.07.17

「八王子を全国区に」が原動力
八王子魂の立役者 白柳さんインタビュー

  • インタビューに応える白柳さん

 八王子を盛り上げる会が6月に主催し、2回目の開催を終えた音楽と笑いの祭典「八王子魂」。豪華な出演者や会場の温かい雰囲気などが話題となった公演の舞台裏には、地元企業(株)エイトの存在があった。同社の白柳雅文会長(61)に話を聞いた。

◇  ◇  ◇

 「お客さんのたくさんの笑顔を見ているだけでやってよかったなと思えた。裏でファンモン(※出演したアーティストの略称)の『あとひとつ』を聞いてたら涙が出たよ」と当日の手応えを語る。2回目の開催は協賛も減り、収支も厳しい中で「八王子の名前を全国区にしたい」という熱い想いで駆け抜けた。

 市内のホテルは満室、初日夜の飲食店はいつもより多くの人で賑わったという報告もあったが「経済効果は結果論。そのために開催したわけではない」と断言する。

 「とにかく地元・八王子が大好き。仕事をさせてもらっている地元に恩返しがしたい」という強い思いが原動力だ。

地域おこしに

 開催のきっかけは、同級生で長年友人のタレント・ヒロミさんが歌った「八王子のうた」。白柳さんは起業した20代の頃から社会福祉協議会への寄付を続けてきた。「八王子のうた」が地元で認知され始めたときに、「(寄付とは違った形の)地域おこしにつながるのでは」とヒロミさんにCDデビューを勧め、音楽イベントを構想。2年半の計画・準備を経て開催までたどり着いたのが「八王子魂」だ。「ヒロミがいなきゃここまでできなかった。感謝しかない」と白柳さん。

 今後の目標は「八王子魂」をいちょう祭りのような長く続くイベントにすること。「1回やっただけじゃ点を打っただけ。地元アーティストのためにも、2回、3回と続けて線にしていきたい」と意気込む。「収支の課題もあるが自分たちが関わらなくても開催できる仕組みを構築し後輩に引き継いでもらい地域を代表するイベントにしてもらえればうれしい」

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