八王子 社会
公開日:2025.07.17
相続・災害時の連携強化
東京司法書士会が市と協定
東京司法書士会(千野隆二会長)は7月9日、2つの協定を八王子市と締結した。
一つは、「相続登記等に関する協定」。近年、社会的課題になっている空き家問題などを背景に、市職員の研修に同会の講師を派遣し専門知識の提供を行う。二つ目は、「災害時被災者等相談の実施に関する協定」。災害時、市民相談窓口へ同会から相談員を派遣し、相続や不動産登記、成年後見制度などに関する相談に対応する。
同会には現在約4700人の会員が加盟。9日に八王子市役所で行われた締結式には、初宿和夫市長と同会から千野会長らが出席。同会八王子支部の鈴木奈加子支部長や同会三多摩支会の足立直哉元支会長も同席した。
初宿市長から「法律の専門家が職員を支えてくれることは心のよりどころになる」と謝意が表明されると、千野会長は「ここ数日はトカラ列島近海の地震などが起こっており、多摩地域も他人事ではない。いつか来る災害に会として備えたい」と決意を語った。
同会は管轄自治体と同様の協定締結を進めており、相続に関する協定は3カ所目、災害に関する協定は6カ所目。
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