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八王子 社会

公開日:2025.07.17

より地域の身近な存在に
75周年を迎えた全薬工業

  • 南大沢駅前にある全薬工業(株)の研究開発センター

  • 製品開発に携わる橘川さん

  • シンボルツリーのクスノキ

  • 小学校で配られた「お仕事ノート」

 京王線・南大沢駅近くに研究開発センターを構える全薬工業株式会社(本社=文京区)が、7月19日(土)に創業75周年を迎える。4年前の同センター開設時に、旧施設から移ってきた研究者の橘川美穂さんに話を聞いた。

 同センターは2021年8月に稼働。総合感冒薬「ジキニン」などで知られる製薬大手の同社が手がける各種製品(医薬品、基礎化粧品、健康食品など)の開発や既製品の改善・改良を担う一方で、子どもたちのキャリア教育支援などの地域貢献活動にも積極的に取り組んでいる。

 -センター稼働から、4年が経ちました

 「緑が多く、交通の便が良い所が気に入っています。線路側がガラス張りになっているので、外の景色を眺めてリフレッシュ。桜の季節が素敵です」

 -近隣の小・中学校のキャリア教育に協力しているそうですね

 「はい。私は主に基礎化粧品の製品開発をしているため、出前授業で中学校へ赴いて、クリームの試作体験をしてもらいました。試作中に外観や硬さなどが変化する感動から、化学や研究職に興味をもってもらえたら」

 -他にも地域貢献活動をしているそうですね

 「地元の小・中学校で配られるキャリア教育副読本に弊社の事業を紹介するページを掲載しています。また南大沢市民センターで健康講座を開いたり、地域イベントに駐車場を提供したことも。ここでどんな研究をしているのかを地域の皆様に知って頂き、より身近な存在になれれば」

 -センターのトリビアを教えてください

 「敷地内には薬用植物も植えてあり、センター開設時に植えたクスノキが元気に育っています。クスノキは『薬の木』が語源とも言われています」

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