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公開日:2025.07.24
八王子消防署北野出張所
新庁舎 きょうから運用
相談室や訓練棟など完備
八王子消防署北野出張所(北野町575の1)の建て替えがこのほど完了し、きょう7月24日から運用が始まった。消防に関する意見を聞く都民相談室や実践的な訓練ができる訓練棟、女性職員専用の仮眠室も整備するなど、時代に合わせた設計に。12日には落成記念式典が催された。
旧庁舎は1974(昭和49)年に竣工し、市街地の東側から南東方面を管轄してきた。半世紀を経て老朽化が進んだことから建て替えが決まり、2023(令和5)年4月に旧庁舎の解体と新庁舎の建設工事を開始。工事期間中は八王子市北野環境学習センター(あったかホール)近くの仮庁舎で業務を行ってきた。
女性職員にも配慮
新庁舎は耐火造の地上4階建(中2階含む)で、延床面積1193・13平方メートル。一般的な設備に加えて、地域住民に応急手当てなどを指導する防災教室や消防に関する意見や要望を受け付ける際に使用する都民相談室、女性職員の交代勤務を想定しシャワーなどを完備した女性仮眠室などが新設された。バリアフリー化も図られ、車椅子でも利用できるトイレも設置されている。裏庭には2階建の訓練棟が設けられ、訓練用放水口での訓練や屋内消火栓を使った自衛消防訓練の指導などができるようになった。敷地面積などの問題から訓練棟を備える出張所は少なく、市内ではみなみ野出張所などにある。同署は「消防団や自主防災組織はもちろん、近隣に遠慮して放水訓練を実施しづらい企業などにも活用してもらえれば」と期待する。
ポンプ車(消防車)3台、救急車1台が配備され、所員38人が交代で勤務する。
安全誓う
運用開始に先立ち開かれた新庁舎落成式には、市や消防団、関係機関、管内の町会・自治会などから約70人が出席。来賓の初宿和夫市長や美濃部弥生市議会議長、市選出の都議らが祝辞を述べた。新庁舎落成記念事業実行委員会の外池正明実行委員長は「新庁舎の設備を最大限に生かして、地域の安全のために活躍していただければ」と期待を寄せ、岡田一将八王子消防署長は「署員一同が誓いを新たにし、災害のない安心して暮らせるまちに向けて尽力していきたい」と誓った。
式典後には内覧会も催され、参加者は署員から部屋や設備の説明を受けながら所内を見学した。
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