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公開日:2025.08.07
陵東LC
能登から花火に招待
石川県の少年野球チーム
奉仕団体の東京八王子陵東ライオンズクラブ(町田哲也会長/以下、陵東LC)が7月26日、能登半島地震で被災した地域の子どもたちを八王子花火大会に招いて、一緒に花火観賞を楽しんだ。
陵東LCが取り組んでいる災害復興支援や青少年育成の一環として実施したもの。同クラブではこれまでも、東日本大震災の被災地復興支援としてチャリティゴルフ大会を開くなどの活動を行ってきた。昨年の元日に発生した能登半島地震についても、積極的に募金活動に参加するなど支援を続けている。
今回、花火大会に招いたのは、石川県羽咋郡宝達志水町の少年野球チーム「宝達ベースボールクラブ」(浜垣実監督)の児童と保護者ら28人。陵東LC会員で八王子選出の都議会議員でもある東村邦浩さんが縁を取りもち、招待が実現した。宝達志水町は昨年の地震により家屋の倒壊や土砂崩れ、断水などの被害を受けており、同チームが使用していたグラウンドも地割れや陥没で使用できない状況になったため、空いている中学校の校庭などを間借りして練習をしている。浜垣監督によれば、被災グラウンドはようやく整備が進み「秋頃から練習を再開できる見込み」という。
夏の思い出に
子どもたちは7月25日から27日にかけて招待され、東京・八王子を満喫。初日には市内や墨田区の少年野球チームと高尾山を登って祈祷を受けた後、バーベキューで親交を深めた。2日目のこの日は練習試合の後、東京サマーランドでプールを楽しみ、夕方に八王子花火大会へ。花火が打ち上がる富士森公園に近接する中国料理店海苑の駐車場に設けられた陵東LCの納涼例会会場で会員らと料理を味わい、特等席で花火を見上げた。
同チームのキャプテンを務める中村颯真さん(12)は「花火を見ながらご飯を食べることができて、みんなとても楽しんでいる。良い思い出になった」と陵東LCに感謝を述べ、町田会長は「子どもたちにとって記憶に残る夏休みになれば」と思いを語った。
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