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八王子 人物風土記

公開日:2025.09.25

今季、東京八王子ビートレインズで初めてヘッドコーチを務める
亀崎 光博さん
市内在勤 38歳

「選手主義」で強さ育て

 ○…選手引退後の新たな目標だったヘッドコーチに就任。「長く在籍するこのチームで、この場所でやりたかった」。選手として八王子へ来た8年前、B3リーグ優勝を果たしB2に昇格するも最下位となり入れ替え戦で敗退。1年で降格という「天国と地獄のシーズン」を味わったのは思い出深い。今季目指すのは「アグレッシブなディフェンス」から始まる「ハイテンポな、ボールも人も動く、見ていて楽しいバスケ」だ。

 ○…千葉県出身。中学からバスケ部で活躍。高2で腰を負傷し不完全燃焼のまま卒業し、悩んでいた時に新しいプロリーグが発足。トライアウトに挑み、プロの世界へ飛び込んだ。転機は27歳のころ。メディカルチェックから指摘され心臓の手術を受けた。一時は引退も考えたが、体のケアや食事を見直し、1日でも長くプレーする努力を続ける中で「バスケができるのは当たり前じゃない」と強い決意で再びコートに立った。

 ○…自身の経験から、選手としてプレーできる限られた時間を有効活用する重要性を説く。指導哲学として大切にしているのは「プレイヤーファースト」だ。「コートの上で選手はコーチの顔色を窺わずに動ける方がいい。彼らを後押しするコーチでありたい」。自身も現役時代には多くの異なるコーチから指導を受けた。「いいところは盗みつつ自身の良さも出せれば」と意気込む。

 ○…息抜きは自然と都会のバランスが良い八王子で、家族と過ごす時間だ。「八王子が好き。ブースターも非常に熱心という印象。地域に恩返しをしたい」。就任後はオンオフを切り替えず常にバスケとチームのことを考える時間が続く。「バスケ観戦はスピード感と迫力が魅力。ぜひ見に来てほしい」

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