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八王子 人物風土記

公開日:2026.02.05

2月15日に多摩市で行われる「平和サミット」に市代表として参加する
塩澤 瑠璃(るり)さん
市内在住 東京純心女子高等学校2年

  • 塩澤 瑠璃(るり)さん (写真1)

等身大でつなぐ平和のバトン

 ○…地元在住の若者「平和ユース」の一員として、今月行われる平和の祭典に出席する。八王子市の代表として、昨夏、広島研修で学んだ戦争の悲惨さや、二度と繰り返さないための提言を発表する。1000人が入るパルテノン多摩のホールの規模に、「緊張するけど、頑張りたい」と控えめに意気込む。自分と同じくらいの「若い世代の人たちに見に来てほしい。どうしても、若い世代の興味関心は低いから」と呼びかける。

 ○…滝山町の東京純心女子中学高等学校の高校2年生。長崎市にルーツがある同校では平和教育に力を入れており、「入学してから平和について興味があった」という。しかし昨年、留学で3カ月間過ごしたニュージーランドで、同世代の男性から「広島についてどう思うか」と問い詰められたとき、「うまく答えられなかった」。現地の教師に尋ねると、100%悪意のある物言いだったという。無力さを感じ、その反動で「今の自分にできることはないか」と、この多摩26市の平和大使「平和ユース」に応募した。

 ○…平和ユースとして昨年、被爆地・広島を訪れた。現地で聞いた「平和は勝手に作られるものではなく、一人ひとりの意識で築くもの」という被爆女性の言葉が、今も胸に深く残る。戦後80年を迎え、戦争体験者が少なくなっていく現状に、なんとか若い世代に自分事として捉えてもらえるような発信方法を探る。

 ○…活動に情熱を注ぐ傍ら、薬剤師になる夢を叶えるべく日々の勉強にも励む。息抜きは休日のカフェ巡りや、お気に入りのK―POPを聴く時間だ。こうした「当たり前の笑顔があふれる日常」こそが平和そのもの。その尊さを守り、次世代へつなぐため、学びと発信を続けていく。

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