八王子 社会
公開日:2025.10.02
高尾に「道の駅」 実現性は
拓殖大で公開シンポジウム
拓殖大学八王子国際キャンパス(館町)内にある恩賜記念館で9月19日、日本環境共生学会の公開シンポジウムが開催された。「八王子イノベーションパーク 道の駅から広がる新たな可能性」をテーマに講演や学生発表、パネルディスカッションが行われ、高尾地区に道の駅設置を目指す地域住民と同大ゼミによる構想についても意見が交わされた。
4氏が意見交換
学会員や一般参加者など80人以上が出席したシンポジウムでは、同大副学長で学生と地方創生や高尾地区での道の駅設置を研究する徳永達己国際学部教授をはじめ、道の駅に関わる代表者が登壇。国土交通省道路局の道の駅施策全体を担う企画課評価室の小山健一室長、都内唯一の道の駅設置自治体である八王子市の初宿和夫市長、道の駅八王子滝山の崎田恭哉駅長らが、それぞれの立場から道の駅の機能や特徴的な事例、近年の状況と課題、今後求められる役割などについて講演とパネルディスカッションを行った。また同大の学生たちも発表を行い、山梨県の道の駅と連携して実施している地域活性・地方創生の取り組みについて紹介した。
高尾地区に道の駅を設置しようと、2018年から館ヶ丘団地の住民とゼミ生で実証実験を続けている徳永副学長は「道の駅は人の集まる磁石であるとともに、人を育てる砂場でもある。地方創生や観光を加速する拠点となり、少子高齢化や防災など地域の課題解決にもつながる役割が期待されている。高尾山が近い高尾地区には多くの世代が集まる環境が揃っており、その可能性がある」と持論を語り、候補地に大学敷地内を考えていることなどを明かした。
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