八王子 トップニュース社会
公開日:2025.10.02
八王子市
最高気温40度超も
今夏「猛暑日の上」記録
気象庁が9月17日、最高気温が40度以上の日に新たな名称をつけることを検討していると明らかにした。近年の記録的な暑さを受けて持ち上がった話で、候補には「酷暑日」などがあがっているという。今夏は八王子市内でも暑い日が続き、8月には最高気温が40度を超える日もあった。
これまで気象庁では最高気温が35度以上の日を「猛暑日」、30度以上を「真夏日」、25度以上を「夏日」としていたが、40度以上を示す言葉は定めていなかった。今回の検討は昨今の高温を背景に、危険な暑さであることを明確に伝える必要性を考えてのことという。
市内の7月1日から9月25日時点までの最高気温の割合は、猛暑日が40日(前年は32日)、真夏日32日(同39日)、夏日11日(同12日)で前年より猛暑日が増えた。8月5日には今夏最高の40・3度を記録した。また7月1日から9月29日時点までの熱中症による救急搬送者数は328人(速報値)で、内訳は軽傷207人、中等症103人、重症15人、重篤2人、死亡1人。八王子消防署は「10月の気温が平年より高いことが予想されているため、季節が秋でも適切なタイミングでエアコンの使用を」と呼びかける。
市内各所に影響
今夏の暑さは市内の各方面にも影響を与えた。
JR八王子駅直結の商業施設・セレオ八王子の宮坂裕章店長は「7〜8月の入館者数は前年比で5%ほど増。買い物目的だけでなく、館内で涼んだり喫茶店で休憩したりといった利用が例年よりあったのでは」と推測する。万町の屋内スポーツエンターテインメント施設・クロスポ八王子の担当者も「前年同時期に比べ、利用者が少し増えた印象。暑い日でも安全に子どもを遊ばせたいというニーズと当施設の環境がマッチしたのでは」と手応えを語った。
一方で暑さは作物の成長にも影を落としている。市内のパッションフルーツ生産者でつくるJA八王子パッションフルーツ生産組合の浜中俊夫組合長は「南国の果物というイメージが強いが、実を付ける前のつぼみの段階では暑さに弱い。自分のところも今夏の猛暑の影響で花がうまくつかず、出荷数が6割ほどになってしまった」と肩を落とした。
ピックアップ
意見広告・議会報告
八王子 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











