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公開日:2025.10.16
八王子市消防団女性隊
いざ、全国操法大会へ
土日や夜間に訓練重ねる
女性消防団員で構成される八王子市消防団女性隊(谷秀美隊長=人物風土記で紹介)が、10月28日(火)に横浜の赤レンガ倉庫で開催される「第26回全国女性消防操法大会」に東京都代表として出場する。大会に向けて、メンバーは土日や仕事終わりの夜間などに集まって熱心に訓練に取り組んでいる。
女性消防隊員が日頃の訓練の成果を確認するとともに、消防技術の向上や士気の高揚などを目的に隔年で開かれている同大会。軽可搬ポンプを使って、指揮者の「操作始め」の号令から放水で標的を倒すまでの時間や器具の取り扱いの正確さなどを競い合う。八王子の女性隊は昨年10月、多摩地域代表として出場した都大会で優勝したことで全国大会の出場権を勝ち取った。
全消防団が応援
全国出場メンバーは指揮者が谷隊長、1番員が木村七海さん、2番員が高坂美月さん、3番員が坂本香澄さん、4番員が小高麻耶さん、補助員が上田朱音さん。いずれも会社員などの本業を持ちながら、仕事と家庭、消防団活動を両立している女性たちだ。
都大会後は週2回程度の訓練を行っていたが、全国大会が2カ月後に迫った9月以降は週3回に。土日は日中に訓練ができるが、平日はそれぞれの本業があるため、仕事終わりに市役所の駐車場などで実施している。夜間で足元も見えないほど暗いため、消防車の照明装置を使って照らすなど、市内12の消防分団が輪番でサポート。メンバーの役割ごとに指導者を付けてアドバイスするなど、全消防団ぐるみで女性隊にエールを送る。木村さんは「各分団をはじめ多くの人に応援していただいている。期待に応えたい」と意気込みを語り、高坂さんも「自分らしく笑顔で楽しみながら、今までで一番の操法ができるように頑張ります」と力を込めた。
鍵はチームワーク
日本各地から強豪が集う全国大会。谷隊長は「都大会のままでは勝てない」と、メンバーと前回の全国優勝チームの映像を見て動きを研究したり、それぞれに課題を設けて訓練を重ねている。「自分の課題だけクリアしてもタイムや得点につながらない。連携が大切」とチームワークの重要性を説明。「訓練で技術面は向上しているが、それを発揮できるかは精神面にかかっている。緊張感を持ちながらも笑顔で舞台に立ち、積み重ねてきた訓練の成果を披露できれば後悔はない。その結果が優勝なら、うれしい」と思いを語った。
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