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小池都知事インタビュー 持続可能で夢ある都市へ 5G環境の早期構築も

政治

掲載号:2020年1月9日号

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弊社のインタビューに答える小池都知事
弊社のインタビューに答える小池都知事

 年頭にあたり、本紙では小池百合子東京都知事にインタビューを行った。就任4年目を迎え、昨年の都政の進捗を振り返るとともに、東京2020オリンピック・パラリンピック大会などビッグイベントが行われる今年の取り組みを、多摩地域との係わりの中で語った。

 ――就任時、知事が掲げられた「新しい東京」創り。この1年で、どのような進捗、成果がありましたか。

 「はい。まず知事に就任して真っ先に取り組んだ待機児童対策ですが、3年前と比べて、約5千人の待機児童が解消されております。就任時は8466人いた待機児童を3690人にまで減らすことができたことは、ひとつの大きな前進につながったと思います。また、動物の殺処分ゼロにも取り組んできました。多くのボランティアの方々の支えもあり、譲渡会なども盛んに行われるようになって、予想より早く殺処分ゼロを達成できました。

 条例では『受動喫煙防止条例』『子供への虐待の防止等に関する条例』『自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例』など制定したほか、今は、社会の中で誰一人取り残さないという考え方に基づいて『都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例』も提案中です」

 ――多摩地域の身近な生活にかかわる部分ではいかがですか。

 「昨年は台風など相次ぐ自然災害が猛威を振るい、中には避難所に行かれたという方も多くいらっしゃったと思います。こういった災害による被害で、これまでは国の補助の対象ではなかった『一部損壊』の部分について、都では補修工事を対象に補助制度を新設しました。そして、多摩地域にも電柱は多くありますが、その電柱が災害時の停電の原因にもなったことから、景観の観点からだけではなく、防災の観点からも、コストを下げながら、できるだけ早く無電柱化を進めたいと考えています。

 また、最近は高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いなどによる交通事故が非常に増えてきています。ペダルの踏み間違い等による急加速を防ぐ後付けの装置があるのですが、その普及、そして安全運転を支援していくために、費用の補助制度を整えました。

 今『情報通信』が日進月歩の勢いで革新を続け、4Gから5Gの世界へと移り変わりつつあります。これに備え5Gネットワークを東京でいち早く構築していくために、様々な戦略を実施していこうと考えています。5Gでは通信の容量やスピードが格段にすぐれていますので、例えば、わかりやすい解説動画等をあっという間に入手できたり、車の自動運転などにも可能性を広げます。多摩地域にもこの5Gが行き渡るよう早期の対策を進めていきたいと考えています」

 ――昨年はラグビーW杯が注目され、今年はいよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック大会が開催されます。これらのビッグイベントも契機に、多摩地域の魅力をどのように発信していかれますか。

 「ラグビーW杯では、調布の東京スタジアムでいくつもの大切な試合が行われ、観客で満杯になりました。それから東京2020大会では、自転車のロードレースで多摩市、八王子市、町田市など8市がコースとなるほか、東京スタジアムでは複数の競技が開催されます。ぜひ観戦して盛り上げていただきたいと思います。

 多摩地域は東京のほぼ3分の1となる約400万人の人口を抱えていて、産学協同や製造業など含め様々な経済活動の基礎がある拠点でもあります。加えて、森林、ダム、渓流など豊かな自然に恵まれていて、観光面でも魅力あるエリアです。国内の旅行者の皆さんをはじめ、インバウンドのお客様にも様々な言葉でお伝えして、ぜひ多摩地域に行ってみたいと思われるような情報を発信するとともに、このような多摩地域が有しているポテンシャルを十分発揮できるよう後押しをしていきたいと思います」

 ――多摩地域の読者へメッセージをお願いします。

 「平成から令和の時代になり、国際情勢や産業のあり方が大きく激動しています。その中で、きちんと戦略を持って、東京という首都、大都市がこれからも持続可能な成長と成熟を、どのような世代の方々も夢と希望を持って、きちんとそれを実現できる環境を整えていきたいと思います。

 東京2020大会に向けては、同一都市として初めて2回目のパラリンピック大会を迎える東京として、これを成功させ、その準備のための様々なバリアフリー整備なども進めることで、より安心安全な都市東京を確かなものにしていきます。そして多摩地域の魅力もその中で輝かせていきたいと思います」

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