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公開日:2020.05.28
市補正予算
独自策に1億円超計上
コロナ対応で生活支援等
多摩市は5月14日、第1回多摩市議会臨時会を開き、総額156億3674万円の補正予算を計上し可決された。今回の補正予算は、新型コロナウイルスの感染拡大への対応が目的で、市独自施策として1億963万円を計上。ひとり親家庭等への支援として対象児童1人あたり5万円の臨時特別給付金を支給するほか、購入額に10%のプレミアムを付与した多摩市版「飲食先取りチケット」を発行するなどの施策に充てられる。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、その対応として組まれた今回の補正予算は総額156憶3647万円。そのうち、国の緊急経済対策として10万円を給付する「特別定額給付金事業」に151億4868万円を盛り込み、5月28日に各世帯に申請書を発送する。加えて児童手当(特別給付を除く)を受給する世帯に対し、対象児童1人あたり1万円を上乗せする「子育て世帯への臨時特別給付金支給事業」に1億6786万円が計上された。
一方で、市独自策の第1弾として1億963億円が盛り込まれた。そのひとつが「ひとり親家庭等への臨時特別給付金支給事業」。事業費として8336万円が計上され、児童育成手当(育成手当区分)を受給する世帯(1126世帯1661人)に対し、対象児童1人あたり5万円の給付金を支給。6月中旬に対象世帯に通知を送付し、8月初旬に支給を予定している。
また市内飲食店の経営支援として、購入額に10%のプレミアムを付与した多摩市版「飲食先取りチケット」を発行する「経済対策事業」に750万円が計上された。同事業は、5月中に参加店舗を募集し、各店舗で500円の飲食チケット11枚綴りを5000円で販売。購入者が同チケットを利用するとその店舗が1枚50円分の補助が受けられる仕組みで上限は5万円。6月初旬にはチケットの販売を開始する予定だ。
小・中学校の休校期間中、就学援助制度等の認定者(246世帯358人)に、給食の代替食として学校で備蓄している保存食を配布する「学校給食センター運営費」に1600万円を計上。すでに5月12日から配布され、在庫がなくなれば新たに購入して配布を行う。学校給食の再開は早ければ6月8日(月)から予定されており、それまで実施する意向だ。
ベルブ永山で実施している生活困窮者支援窓口に居住支援窓口を開設し、相談体制を強化する「住宅ストック対策事業」に277万円が盛り込まれた。
市では、新型コロナウイルスに対する独自策を今後も予定しており、6月定例議会で補正予算への計上を検討している。
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