あす23日(金)、東京2020オリンピック競技大会の開会式が開かれる。多摩市ゆかりの選手として、在住の砂間敬太さんが競泳の男子200m背泳ぎで出場。多摩をホームタウンとする女子サッカーチーム「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」から5選手がなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のメンバーに名を連ねた。来月24日(火)から9月5日(日)まで行われるパラリンピックには、多摩に住む黒田智成さんが5人制サッカー日本代表として出場する。
東京2020オリンピックは8月8日(日)まで。都内は無観客で行われることが発表され、今月24日(土)・25日(日)には自転車ロードレースが市内を通過する。24日は男子、25日は女子で、桜ヶ丘在住のサイクリスト、中山沢さん=中面に関連記事=は「楽しみ。沿道での観戦自粛は残念だが、応援したい」と笑顔をみせる。
2年前から
多摩市民から声援を受けるのが、2年前から市内で暮らすようになった砂間さんだ。競泳の名門イトマン東進に所属し、練習を積む愛宕にあるプールに近い環境ということなどから移り住んできたという。4月に行われた競泳の日本選手権で2位となり、日本水泳連盟が定める五輪の派遣標準記録をクリアしていたことから出場が決まった。「五輪出場は素直にうれしい。市民の皆さんには私の積極的な泳ぎを見てもらいたい。私の笑顔も」と砂間さんは微笑み、多摩の自然豊かなところが練習後のリラックスにつながっていると話す。予選は28日(水)に行われ、準決勝を経て決勝は30日(金)に行われる。
最多5選手
一方で、注目を集めるなでしこジャパンに名を連ねたのが、多摩をホームタウンの1つとするベレーザの5選手。チームでキャプテンを務めるDFの清水梨紗さんや宮川麻都さん、北村菜々美さんのほか、MFの三浦成美さんと遠藤純さん。登録選手18人のうち、およそ3分1をベレーザ勢が占める形となり、MFの木下桃香さんもバックアップメンバーとして登録された。
先ごろ行われた記者会見で清水さんは「金メダルを取ることを目標に自分ができる仕事をしたい」と語り、同チームの元日本代表である岩清水梓さんが五輪女子サッカーのテレビ中継で解説を担当することが内定していることも発表されている。
世界一に
また、念願のパラリンピック出場を決めたのが、黒田さん。長く日本代表の主力として活躍し、「これまでブラインドサッカーに関わってくれた全ての方の思いを背負ってピッチに立つ。最高の舞台。世界一になります」と意気込み、「皆さん、共に戦って下さい」と話している。
多摩版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|