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公開日:2026.02.20

OMOTANスタイル構築へ
3期目・高橋市長に聞く

  • 大切にしている3つの言葉を、額に入れ市長室に飾っている高橋市長。書は、「昌和の座右の銘」として初当選時に支援者から送られた

    大切にしている3つの言葉を、額に入れ市長室に飾っている高橋市長。書は、「昌和の座右の銘」として初当選時に支援者から送られた

 先の秦野市長選で再選を果たした高橋昌和市長(69)。初当選時から大切にする「率先垂範」(人の先頭に立って模範を示す)、「有言実行」、「積極果敢」を改めて胸に刻んで3期目をスタート。「OMOTANスタイル」の構築、女性のケア施設充実など、これからの4年間で描いていく秦野の未来像について聞いた。

 ――3期目の任期がスタートしました。最初に取り組みたいことを教えてください。

 まずは物価高騰対策です。昨年11月に国の物価高騰対策が決定し、秦野市でも子ども1人につき2万円の給付とあわせ、市独自の施策として水道料金の半年間の減免を開始します。これからも適時適切に、必要な施策を行っていきたいと考えています。そして、自然災害への対策も引き続き進めていかなければなりません。今年は1月11日に山火事が発生しましたが、消防・消防団の皆さまの献身的な努力で、早期に鎮圧化されました。また、2月7日から8日の降雪では、東名・新東名ともに通行止めとなり、市内の交通網が乱れて混乱を引き起こしました。自然災害は、激甚化・頻発化しています。引き続き対策に力を入れ、安心して住み続けられるまちにしていければと思います。

 ――2期8年を振り返り、印象に残っている取り組みを教えてください。

 1期目では2021年12月に中学校完全給食を実施したほか、小児医療費の中学3年生までの拡大や表丹沢魅力づくり構想の策定、はだの丹沢クライミングパークやヤビツ峠レストハウスの整備などの取り組みを進めてきました。2期目がスタートした22年1月は、新型感染症の猛威が続く中、市民の命と暮らしを守ることを最優先に、市の総力を挙げて、100年に1度ともいわれた難局に立ち向かいました。市議会にも臨時会の開催に協力いただき、34回の補正予算編成を行ってきました。そのような中、23年11月には、市の念願であった産科有床診療所の誘致の実現や放課後児童ホームの小学6年生までの拡大、小児医療費を18歳まで拡充するなど、切れ目のない子育て支援を進めてきました。そのほか、秦野市初となる電子地域通貨「OMOTANコイン」の導入、移住お試し住宅の開設、秦野市・伊勢原市共同消防指令センターの開設など、「秦野みらいづくりプロジェクト(5つの誓い2022)」に掲げた施策を進めました。これまでの取り組みにより、21年以降、5年連続で人口の社会増となるなど、まいてきた種が確実に実を結んでいると実感しています。

 ――今後4年間を通して実現したいことは何でしょうか。

産後ケア施設拡充

 「女性とこどもが住みやすいまちづくりプロジェクト」として、産後ケア施設の拡充を進めていきたいと考えています。核家族化が進み、出産後すぐ退院して日常生活に復帰し、心身が回復せず「産後うつ」になってしまう方も多いと聞いています。産後に日帰り、または宿泊して静養できる施設を整備し、秦野を子育ての場に選んでくれた方々を支えられればと考えています。また、産後ケア施設拡充は子育ての観点だけではなく、女性のサポート事業の序章と位置付けています。産後ケア施設充実の先には、女性特有の病など、女性を生涯にわたってサポートするヘルスケアセンターを構想しています。

多世代交流施設整備

 現在、秦野市はまちづくりの大きなターニングポイントを迎えています。秦野駅北口周辺では、26年度に県道705号の対面通行が開始予定となっており、出会いや学びを育み、ハローワークも入居する、多世代交流施設の整備や宿泊施設を含めた商業・業務系施設の誘致を進め、秦野の中心地に新たなにぎわいを創出し、これが周辺地域、そして市全体に波及するよう取り組みを進めていきます。秦野市には登山、ランニング、サイクリング、スポーツクライミング、森林セラピー、体験型農業など、面白い・楽しい「OMOTAN」ならではのアクティビティがたくさんあります。また、弘法山や頭高山、震生湖などの観光名所も充実しています。市内に点在するアクティビティ、観光施設を日帰りではなく宿泊で複数楽しんでいただき、最後は温泉に行ったり、秦野の名産品をおみやげに帰っていただくという"OMOTANスタイル"が確立できればと思います。

優良企業の誘致

 秦野市では3つの土地区画整理事業や都市計画道路の整備を進めており、27年度から28年度にかけて順次事業が完了します。秦野丹沢スマートインターチェンジ周辺で行っている戸川土地区画整理事業では、矢坪沢の水路整備や都市計画道路菩提横野線の整備を進め、事業用地の価値を高めて、優良企業の誘致を実現していくことで新たな雇用を創出していきます。

 ――最後に抱負をお願いします。

 今後控えている新東名高速道路の全線開通、秦野丹沢サービスエリアの開設という転換期に、ハード・ソフト両面からさまざまな取り組みを推進し、市民の皆さまと秦野のまちづくりを次のステージに展開するとともに、誰もが秦野市に魅力を感じ、「行ってみたい」、「住んでみたい」、「いつまでも住み続けたい」と思っていただける「全国屈指の森林観光都市」を目指します。

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