多摩 人物風土記
公開日:2022.11.03
ニュースポーツ「ボッチャ」の大会開催を目指す実行委員会を率いる
相馬 洋三さん
聖ヶ丘在住 81歳
無我夢中で「共生」目指す
○…障害のある無しに関わらず、皆で楽しめる「共生スポーツ」としてボッチャを多摩市などに推してきた。2020年に開かれることが決定していた大会がコロナの影響で延期となっていたが、「そろそろ、やろうよ」と昨年の今ごろ機運が高まり、再び実行委員長としての仕事が始まった。「来夏に開催することが決まった。まずはその楽しさを広めていければと思う」
○…運営に関わる市内の特別支援学校でボッチャを知った。目標球により近づけようとボールを工夫して転がすなど、夢中になる子どもたちに引きつけられる一方で、体験してみると高齢者も無理なく楽しめるスポーツであることを実感。「コロナ禍で自宅にこもり、運動不足の高齢者にこそ、取り組んでもらいたいと思う」。通称、「多摩一忙しいお年寄り」からのメッセージだ。
○…会社員時代は大手広告会社のクリエイター。テレビCMの制作やプロ野球のファン拡大のための企画立案などに無我夢中で取り組んできた。興味をもったことをとことんまで突き詰めるのは会社を退職後も。依頼され、市内小学校の畑づくりに取り組むようになると荒地に近かった畑は規則正しく野菜が植えられ、美しい景観へと変わった。見る者を楽しませたいとするクリエイター魂が畑にこもる。
○…多摩におけるボッチャの認知度は「まだまだ」と話す。そのため、今年は体験会などを開き、より多くの人に競技を知ってもらうための期間とした。願うのはボッチャを通じて、皆が共生について考えるようになること。「私は好きなことに没頭できた人生だった。誰でも望む道を歩めるようになればね」。無我夢中で――今回も取り組んでいくつもりだ。
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