戻る

多摩 人物風土記

公開日:2023.01.19

科学技術に関する高校生などを対象とする研究コンテストで先ごろ、賞を受けた
小笠原 優海さん
大妻多摩高等学校 2年

「何事にも挑戦」道拓く

 ○…授業がきっかけとなった。探求するテーマを決め検証していく課題に対して、ぼんやりと「大好きな音楽と数学を組み合わせるとどうなるのか」と考えたのが始まり。突きつめていくと心地良い音には数で表せる「法則」がある――という仮説に行きつき、検証を繰り返した。「2年前に始めて昨年は自主的に。挑戦して良かったです」。全国から300を超える論文が集まるなか、コンテストの協賛社から贈られる賞を得た。

 ○…唐木田の女子校に通う。誰とでもすぐ打ち解けられ、友だちとのおしゃべりが何よりも好き。クラスでは学級委員長を務め、部活動はバトン部を選択し全国大会に出場。エースとして活躍した。中学校時代は本人いわく、「いいかげん」だったが、助言を受け何事にも挑戦することを心がけると物事が好転するように。見つけたその「法則」を突きつめる。

 ○…聞こえてきた音の高さを瞬時に把握できる能力「絶対音感」をもつ。教わることなく、2歳からピアノを弾き始め、音楽を奏でることは特別なことではなく、日常そのものという。そんな才能と共に抜きん出ているのが強い探究心だ。興味をもつと夢中になることがしばしばで、それは「ある日、突然好きになった」という数学に対しても。「突きつめて、明確な答えを見つけ出すことが好きなんです」

 ○…今回のコンテストで入賞し5月には同様の世界大会へ出場する。当日は英語でプレゼンを行わなければならないため、現在は語学習得に懸命になる毎日だが、一方で将来の夢へも動き出している。誰でも心地良い音楽を作曲できるアプリを開発したいと会社設立を夢見る。「コンテストに挑戦することで生まれた夢。チャレンジしたい」

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

多摩 人物風土記の新着記事

多摩 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS