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多摩 人物風土記

公開日:2023.04.13

地域貢献に取り組む「多摩青年会議所(JCI)」の理事長を務める
佐藤 洋人さん
関戸在住 35歳

救世主 巻き返し誓う

 ○…今年初めに就任するよりも早く、新しいリーダーとして昨年末から動いてきた。入会して6年となる多摩JCIはコロナ禍のなか活動が休止状態となり、会員は10人に満たない状態に。会の存続に危機感を覚え、団体の再生にはまず新規会員を、と知人5人を会に呼び寄せた。「再スタートする意識。地域に貢献するという活動趣旨を皆で共有していくことから始めたい」と力を込める。

 ○…多摩センター駅近くでバーを経営する。平日は大人の雰囲気漂う空間として。そして、週末はディスコなどの催しを開くスポットに。集まった人と人をつないでいくことが何よりも楽しい。それは学生の頃からの「習性」。高校時代には他校の生徒らと共に交流イベントを開いてはその主催者となってきた。「絆っていいなと思って。輪が広がっていくとわくわくするんです」

 ○…つながりが大切であることを教えてくれたのは家族だ。幼い頃、キャンプや渓流釣りなど、さまざまな経験をさせてくれた両親や社交的な自分とは異なる性格であるものの、仲の良い兄との4人家族。共に過ごす間、ひとりでいるよりも家族と一緒の方が幸せを感じられることを実感してきた。現在は妻と息子の3人暮らしだが、多忙のなか遊園地などで息子と遊ぶのはかけがえのない時間。今はその成長に目を細める日々だ。

 ○…多摩JCIは今月下旬に複合文化施設パルテノ多摩で開かれる音楽イベントに共催として加わる。その後、異種交流会も予定するなど、活動が活発化し始めた。今年初めに打ち出したスローガンは捲土重来。「来年は会の創立50周年。良い状態で次の理事長につなぎたい」。会を立て直す救世主。これからの巻き返しを誓う。

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