多摩 人物風土記
公開日:2023.05.25
多摩ニュータウン環境組合リサイクルセンターのセンター長を務める
江尻 京子さん
唐木田在勤
現場づくりを使命に
○…2002年4月の開所以来、多摩清掃工場に隣接するリサイクルセンター(愛称:エコにこセンター)のセンター長を務めて21年目を迎えた。ごみ減量に関する啓発施設として、粗大ごみのリユース販売や講座、フリマなど様々な事業を実施。センター長としての役割は管理職だけにとどまらない。「座っているだけでは面白くない。企画を練ったり、いちスタッフとして現場を作っていくのが使命」と精力的に活動する。
○…約30年前に市内の公民館で行われたごみに関する連続講座を受けた際、まったく知識が無いことに気づいたという。講座の仲間とグループを作り、イベントに参加しては紙パックやアルミ缶の回収を呼びかけた。その後NPOの立ち上げに携わり、行政からセンターの運営を託された。「早くから食器のリサイクルに取り組んできた。陶磁器に再生して販売や教室を開いているの」と成果を強調する。
○…結婚を機に多摩ニュータウンへ。「多摩市はとても良いところ」と微笑む。「公園がきれいだったり、市民活動の活発さは他にない」と過ごした街の良さを誇りに思っている。いつからか情報発信のため、ごみに関する連載を書いたりしており自らを『ゴミニスト』と名乗る。さらに、ごみ問題ジャーナリスト、環境カウンセラーの肩書で啓発に取り組む。
○…「若い人たちの価値観は変化している。3Rを理解し、いい方向に向かっていると思う」と同時に、もっと情報を得て体験することを望む。「国内でも海外でも体験することで分かることは多い。自分自身のために必要な軸を作ってほしい」。エコにこセンターがその場の一つになることを願う。「市民感覚で伝えたい。ごみ減量を考えるきっかけになれば」
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